最上地域について

山形県最上地域は、山形県北東の内陸部に位置し、総面積は県全体の19.3%を占めています。新庄市、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村の1市4町3村で構成されており、8つの市町村で生活圏を形成しています。

最上の自然環境

鳥海山や月山、神室山など、周囲を険しい山々に囲まれ、面積の約8割を森林が占める自然豊かなエリアです。春は山菜採り、夏には渓流釣り、秋にはきのこ狩りと山の恵みも豊富です。また、キャンプやトレッキング、スキーやスノーボードなど自然を生かしたアクティビティも満喫できます。

最上の気象

夏は一般的に高温多湿で、冬は日本海からの北西の季節風の影響により積雪の多い豪雪地帯です。厳しい冬を乗り越えるために、根付いた文化や暮らしの知恵などがあり、互いに助け合って生活してきたため、人と人とのつながりも深い地域です。

最上の産業

最上地域の産業別就業人口比率は、第一次産業(農林水産業)が14.4%、第二次産業(製造業、建設業等)が29.8%、第三次産業(卸売・小売業、サービス業等)が54.3%で、県平均と比べると第一次産業の従事者割合が高くなっています。(R2年10月1日現在)
農業産出額は「米」が最多となっており、次いで「野菜」、「畜産」、「花き」、の順位となっています。

最上の観光

開湯1,200年を誇る肘折温泉をはじめ、瀬見温泉や羽根沢温泉など、日本の原風景を偲ばせる温泉地や最上峡の雄大な自然を眺めながら最上川を舟で下る「最上川舟下り」など、義経伝説や松尾芭蕉の足跡に出会えるのも魅力の一つです。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「新庄まつり」は、毎年8月24日から26日に開催され、多くの観光客が訪れます。

最上の教育環境

各地域の特色を活かした農業体験や伝統文化体験などが充実しており、給食費が無料の自治体もあります。

小学校:4校
中学校:3校
義務教育学校:2校
高校:4校
専門学校:1校
専修大学校:1校(県立農林大学校)
専門職大学:1校(東北農林専門職大学)


最上へのアクセス、および域内移動時間

■山形新幹線
東京-新庄 約3時間30分
山形-新庄 約50分

■JR陸羽東線
古川-新庄 約2時間

■JR奥羽本線
秋田-新庄 約2時間30分

新庄市から各市町村役場までの移動時間

最上地域の8市町村

新庄市

毎年公表される「住みよさランキング」、2023年の「利便度」分野で新庄市は東北1位となりました。また、対人口比の飲食店数は全国トップレベル!!まさに、「ないものはない」市です。

金山町

四季折々の美しい自然、先人が築いてきた歴史・文化の中で、「誰もが住みたくなる町、住んでよかったと感じられる町」を目指しています。

最上町

豊富な自然資源を生かし、木質バイオマスによる再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。2021年にはゼロカーボンシティを宣言しました。

舟形町

縄文時代中期に作られた国宝「縄文の女神」、最上小国川から獲ることができる極上の鮎。歴史に美食に盛りだくさん!

真室川町

山伏神楽の「番楽」をはじめ、わらべ歌や昔話(口承文学)、ユニークな風習、伝承野菜の種や保存食など、沢山の伝承文化が暮らしの中に息づいています。

大蔵村

人口はわずか2,800人ほど。ゆっくり、のんびりとした空気の流れる村です。

鮭川村

鮭川村にはいまだ手つかずの自然や、地域住民が保全に取り組み維持された美しい景観が数多く残っています。何もないからこそ素朴でどこか懐かしさを感じさせる村です。

戸沢村

戸沢村のほぼ中央を日本三大急流の一つ「最上川」が東西に流れており、四季の香りと舟唄がこだまする村です。